こんばんは。今日の浜松は豪雨でした。
◆6日(日)は浜松で講演します。お気軽にお運び下さい!
★平成二十七年度「遠州公開講座」9月6日(日)開場13時半
平成「松下村塾」が浜松に開講!
吉田松陰は、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文らをどう育てたか。
会場:浜松プレスタワー(7階ミーティングルーム)定員150名
参加費:3000円(学生無料)、懇親会5000円
申込:0538・43・2855(実行委員長・内田鉱二さん)
enshu21@hayashi-hideomi.com
◆平成27年9月度:各地志塾・勉強会のご案内を掲載しました。
各地のお世話役の皆様には、いつも本当に有り難うございます。
念のため、必ず日時・曜日・場所・テーマ・連絡先などをご確認下さい。
●日記● 平成27年8月24日~30日
◆8月24日(月)~27日(木)、タイ国を訪問。
バンコクで起きた爆弾事件の直後だったから、観光地はさぞ閑散としていると思ったら大間違い。平日なのに、爆買いの中国人をはじめとする観光客で大賑わいであった。
事件現場という部分をクローズアップしたニュースに頼ると、視聴者はころっと騙されてしまうということを再認識した。現場に行って、自分の目で確かめなければ、本当の様子は分からないものだ。
感動したのは、タイ国民の慈悲深さだ。
実は、私の娘は7年ほど前に大病に罹り、出産後6年経った今も養生している(孫は我が家で引き取って育てている)。
それをタイ訪問中にガイドさんに話したら、バスの運転手さんに伝わり、彼は途中で家に戻ってお守りを持って来て下さった。ガイドさんも、娘の全快をお寺で祈願してくれるという。勿論、すべて見返りを求めない善意だ。
良い国だなと感心したところ、帰国後に感動CMに出会い、なるほどと納得した。CMは日本でも紹介されているらしい。
タイの感動CM→ https://www.youtube.com/watch?v=oSVYQVYXn_E
◆8月29日(土)、林塾拳闘同志會でボクシングのトレーニング。だんだん様になってきたと自負している。
でも、ミット打ち2ラウンドで汗びっしょり。軸足の皮が剥けてしまった。
師範は南出賢一塾士(4期)、アシストに畑中政昭塾士(4期)。
そして、大学生が9人参加。立志大成の「原大本徹」法を学んでいる大学生たちは、林の孫弟子である(フェイスブックのメッセージに“礼状”を下さった)。
午後は、岡山で綜學講座。「士道と学問」第二講を話す。
部分に囚われることなく全体を観、皆を生かしていくのが聖人であるということ、君子は義を利と心得るが、小人は義を知らず利のみに生きていることなどについて講義。講義を心待ちにしてくれている参加者が増えてきて嬉しい。
◆8月30日(日)、京都・綜學社研修所で綜医学の講話。
午後は、今後の綜學社の活動について7名で協議。
綜學社の使命は、綜合学問である綜學の研究と普及にある。
その原点を基にした、大学生対象の啓蒙の道がはっきり見えてきた。
林塾から藤田文武塾士(8期生)が参加。
●随筆●
◆後から手足を付けた粘土細工はバラバラになる◆
粘土の人形は、一つのかたまりから頭や手足を伸ばして作ると壊れ難い。
ところが、頭、手足、胴体を別々に作ってからくっ付けると、すぐ取れてバラバラになってしまう。
民主党や第3極は、結局後者だった。寄せ集めは、ブームが去ればあっけなく終わる。このままでは、日本を救う「もう一つの保守政党」は永遠に生まれないだろう。
◆口約束と日本人◆
昔は口約束を重んじた。
武士は言葉を固く守り、もしも約束を違えたら人前で笑われても構わぬと。
ただひたすら信義を守るのが日本人の生き様だ。
商売なら見積りも契約書も要らなかった。
日本人は、一番大切なことを忘れていないだろうか。
◆松下幸之助が望んでいた、もう一つの保守政党◆
松下幸之助塾長は、自民党の他に、もう一つの保守政党が誕生することを強く望んでおられた。
政権交代時の民主党は、結局その役割を担うことが出来なかった。
今、新たな野党再編の動きが起こっているが、同じことを繰り返すだけでは何にもなるまい。
安心して任せられる「もう一つの保守勢力」の誕生こそ、長年にわたって良識派が望んできたことだと思う。
(補足)松下翁は、政治家は何考えているか分からん、政治家は何もしとらんと仰っていた。松下翁が新党に求めていた条件は、ざっと言えば下記のようなことだ。
日本の基本精神が分かっていること。
国是や目標があること。
財政赤字を解消出来ること。
そのために生産性の高い、経営感覚に満ちた政治を行えること。
無税国家や道州制も松下翁の提唱である。