こんにちは。皆さん、今日もお疲れ様。神戸からブログを配信致します。
◆林塾出身者・選挙のお知らせ。原大本徹を練り上げた志士政治家たちです!
1月18日投開票:松本隆史塾生(9期生、和歌山県御坊市議選)
3月末予定:川崎朋巳塾生(9期生、山形県上山市議選)
●日記● 平成27年1月13日~16日
★☆自分の意見や発言に、命を賭けよ!
13日(火)、浜松の東林志塾で、年頭講話と年頭立志マンダラの発表。
立志大成の秘訣は、当たり前だが実行にある。
◆言ったからにはやる、やるからこそ言う。
自分の意見や発言に、命をかけよ。
あいつは本当にやる男(女)だと認められるようになれ。
頭で意見するから発言が軽くなるのだ。もっと考えを身中にくぐらせよ。
そうでないと発言がゴールとなり、何ら為すところ無く終わってしまう。
安全地帯に身を潜めたまま、批判と評論のみ口にする、志士モドキにだけはならぬよう心して欲しい。
また、小さな約束や、期日・時間を守ることも極めて大切だ。小さな事を疎かにして周囲に迷惑を掛けながら、そういう細かい所に囚われない自分が大物であるかのように気取っている輩がいるとしたら、本当に噴飯物なり。
★☆吉田松陰先生の感化力溢れる教育とは
1月14日(水)、政経倶楽部連合会・広島支部例会で「吉田松陰」の講義。
◆人を変え、相手を動かす力、それを感化力という。
吉田松陰先生は、感化力が実に素晴らしかった。牢屋番も、護送の役人も、獄舎の囚人も、みんな松陰先生の弟子になってしまうのだから凄い。松下村塾で多くの志士が育ったのは、実に松陰先生の感化力の賜物であった。
その感化力溢れる教育は、一体どういうものであったのか。
第一に、日本人として、長州人としての原点を認識させる教育。
第二に、世界の変化の中で日本に危機が迫っていることを教えた、大局観察の教育。
第三に、本氣で弟子にぶつかっていく熱意発奮の教育。
第四に、君ならどうするかと問い掛け、志を立てさせていく知行合一の教育。
第五に、先頭に立って生き様を示す率先垂範の教育。
これらによって、行動派志士が育ったのだと考える。
文明転換期の今も、吉田松陰先生のような感化力の高い師と、松下村塾のような活氣ある志塾が、本当に必要であると思う。
★☆タカアマハラは、会社にも家庭にもある
1月15日(木)、政経倶楽部連合会・名古屋支部例会で講義。
大和言葉の世界観「アメツチ(天地)」を主題に、タカアマハラも解説。
アメは天空、ツチは大地のことなり。
何事にも活動空間としてのアメと、活動基盤となるツチが必要だ。
アメとツチのバランスが取れていると、いい活動になるのである。
そして、タカアマハラ(高天原)は、宇宙(アマ)の高貴(タカ)な広場(ハラ)のことであり、これが無ければ偉大な活動は起こらない。
タカアマハラは、会社にも家庭にもある。
創業精神や経営理念が掲げられている部屋は会社のタカアマハラ、神棚や御仏壇が祭られている部屋は家庭のタカアマハラだ。
なお、アマとアメは違うことに注意。音が異なれば、意味が違って当然なり。
アマのマは、時空を表している。「束の間」「間に合う」ならば時間、「間取り」「間合い」ならば空間となる。アは「開(あ)く」「明るい」のアで、アマは時空の広がりを意味した大和言葉なのだ。
一方、アメのメは「芽」「恵む」「愛でる」などのメで、柔らかく調和した様子を表す。天空は柔らかく広がっているから、これをアメと呼んだのだ。
則ちアメはツチに対するアメであって、宇宙を呼ぶときはアメとは言わない。宇宙のときはアマと呼び、それによって時空が広がる宇宙(=真理)を表した
のである。
★☆達人には、核心を捉える技がある
1月16日(金)、今日は神戸の今啓林会で講義。
内容は、年頭講話と年頭立志マンダラの解説。
◆「それ、それ、それを聞いて欲しかった」。
一流のカウンセラーは、相手が本当に言いたかったことを上手く引き出してくれる。だから、気持ちが本当にすっきりする。
「そこ、そこ、そこを押して欲しかった」。
上手な治療家は、患者の氣の流れを巧みに掴んで指圧してくれる。
だから、体調がしっかり回復する。
「そう、そう、そこが知りたかった」。
プロの講師は、「その先を、もっと聴きたい」と聴衆に感じさせ、それに応えながら話を進めてくれる。だから、あっという間に講演が終了時間となる。
どんな分野であれ、達人には核心を捉える技がある。
そして、あそびはあっても、無駄がない。