その23 一段上を観ることで、全体観を養っていく…

綜學は綜合學問の略です。何事に対しても綜合的に観、全体から観たときにどうなのかを考えてまいります。

では、綜医學は何でしょうか。綜医學は、綜學を代表する各論です。これも綜學が基本となっており、身心全体から健康を整えていくことになります。

身心を全体から整える。そのためには、人生や仕事にも綜合観を持つ必要があります。人生や仕事においても、次のように一段上を意識してみては如何でしょうか。

・自分だけでなく、目の前の相手にとってどうなのか。
・一人の社員にとってだけでなく、会社(部や課)にとってどうなのか。
・会社だけでなく、地域にとってどうなのか。
・地域だけでなく、日本にとってどうなのか。
・日本だけでなく、世界(地球)にとってどうなのか。
・世界(地球)だけでなく、大宇宙にとってどうなのか。

常に一段高いところからものを見ることを習慣化すれば、公平な判断力がきっと養われることでしょう。

それから、正しさにはイメージがあると思います。バランスが取れ、調和している状態に正しさがあるということを先に述べました。そうであれば、円満さや心地良さに正しさのイメージあることになります。それを表すと思われる言葉を、正しさのヒントとして挙げておきます。

明るい、有り難い、癒される、美しい、補う、嬉しい、笑顔、穏やか、輝く、救われる、素敵、素晴らしい、足す、助け合う、続く、つながる、手当て、手伝う、なおる、仲良し、なごやか、発展、晴れる、ひかり、繁栄、マコト、まるい、役立つ、やさしい、安らか、やわらぐ、ゆったり、緩やか、よい、喜ばれる、輪(和) 他

また、身近な正しさは、タイミングや量、場(場に合う質)を考えると見えてきます。上記の言葉には、行き過ぎや、やり過ぎ、言い過ぎ、責め過ぎ、あるいは不足や滞りなどを防いでくれる働きがあります。そうして、円満さや心地良さを引き出してくれることになれば、イメージとして正しいということになります。

しかし、バランスを取るためには、激しい言葉、厳しい態度を取らねばならない場合があります。そのときは、閻魔大王の如く、不動明王の如く、憤怒の形相で注意すべきです。厳愛が無ければ、ただの腑抜けになってしまいますから。
(続く)